【シコラー対策】「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

defeat "shicoller"

シコラーは、厄介だし強い。

これは、テニス経験が長い人、ある程度レベルが高い人であっても同じ思いです。

「シコラー」の説明は必要ないかも知れませんが、一応ご紹介。

「シコラー」とは?
「シコる」(自分のミスを避けて、相手がミスするまでしつこく返し続ける)というプレースタイルを持つ人のこと

もう一度言います、

シコラーは強いです。

ナメてかかると心にキズを負って帰路につくことになります。。

noren

も~シコラー苦手だし全然勝てる気がしないよ…

という方、まずは安心してください。

  • いつも苦戦する
  • 自分のプレーができなくなる
  • イライラする
  • イライラが止まらない
  • 負けるとハンパじゃなく悔しい

という思いをしているのは、決してあなた1人じゃありません。

みんな同じ経験をしてます。

僕も学生の頃はこういうタイプの相手が大の苦手でした。

「ベストを出し切れずに負ける」悔しい思いをして、何度も何度も辛酸を舐めてきました。

そして10年、20年と経験を積んで大人になった今、シコラー対策には確信があります。

今回は、その対策のしかたをシェアしたいと思います。

決して「楽に勝てる魔法」ではありませんが、

  • 今までよりも戦いを楽に感じられる
  • 今までよりも勝ちを近づけられる

という実感は得られるはず。

この記事を読んで分かることは

  1. シコラーの強さの秘密
  2. シコラーの弱点と攻略法

です。

noren

もうシコラーの思うようにはさせない!

「シコラーはどうして強いのか?」の根本を知ろう!

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」です。

具体的な対策の前に、

「なんでシコラーってあんなに強ぇーの?」

ってとこから考えてみましょう。

でないと、彼らに打ち勝つ良策を立てられません。

シコラーの強さ=「相手に無理をさせる」

strength of "shicoller"

シコラーは、基本的に自分からミスをしません。

ミスをしないことを最優先に戦ってくるんです。

でも、ここでひとつ。

「ミスをしないから強い」わけじゃありません。

「ミスをしないことで、相手に無理をさせる」ところが強さです。

考えてもみてください。

いくらシコラーと言えども、ミスをしないだけではポイントは取れません。

だけど彼らは、

  • こっちが逆に粘り返そうとしても、相変わらずミスってくれない
  • 強いボールを打っても、手が届く限りはとりあえずコートに収めてくる

という「しつこさ」があります。

つまり、

シコラーからポイントを取るには、届かないところにボールを打つしか道が無い

ってことです。

「こっちもひたすら返し続けてミスを待つって手もあるだろーが!」

という反論もありましょうが、「それで攻略できた」という話を僕は聞いたことがありません。

というか、それができるならこの記事を読む必要はないので、他の記事をお楽しみください。

いったんまとめ
シコラーの強さ=「エースを取らなきゃいけない」というプレッシャーを与えてくること

強力なショットだけではシコラーの牙城は崩せない

castle of "shicoller"

そもそも、

「ベースラインでの打ち合いから1発でエースを取る」のはD難度の大技です。

これを安定してできる強者には、そんじょそこらのシコラーじゃ手も足も出ません。

ふつうの人なら、あまりにシコられると冷静さを失って

自分の力量を超えたショットを打とうとしてしまう

というわけです。

そしてミスが増え、ゲームを取られ、セットを持っていかれます。

思うツボ
シコラーが一番喜ぶ、「自滅パターン」の完成です。

ある程度強力なストロークを打てるなら、1発とはいかなくても

  1. 強いストロークを打ち込み続ける
  2. 返球が浅く(甘く)なってくるのを待つ
  3. 決められるボールが来たらオープンコートに決める

っていうのも可能といえば可能ですよ。

でも、決めきるまで良いショットを何本もミスなく打ち続けなきゃいけません

「あと一歩」のところで上手くクリアされてイチからやり直しになることだって、ざらにあります。

noren

このやりとりがまたタイヘンなのよ

それに、相手の返球が上手いと「普段ならミスらないようなボールをミスってしまう」ことも出てきますよね。

これも、

「エースを取らなきゃいけないプレッシャー」

という、メンタルへの影響によるものです。

いったんまとめ
シコラー相手に強力なストロークだけでポイントを取るのは至難の業
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×自分が無理をする 〇シコラーを揺さぶる

さて、ここまで

  • シコラーの強さは「相手に無理をさせること」
  • 強力なストロークだけで倒そうとすると無理が出る

と説明しました。

シコラーの強さの秘訣を感じられてきましたか?

では、そこから導き出せる「シコラーの弱点と攻略法」に話を移しましょう。

勘の良い方はだんだん分かってきたかも知れませんが、結論から言うと

  1. ネットプレーは絶対に使え!
  2. 左右よりも前後に動かせ!
  3. フェイントで色んな動きを見せろ!

です。

総じて言えるのは

揺さぶること・慌てさせること

そして、

やってはいけないのは「無理をすること」

このことを頭の中に刻んでおきましょう。

ネットプレーは絶対に使え!

net play

いいですか、

絶対に

です。

ここが本記事のハイライトと言っても良いので、心してお読みください。

シコラーを頑張って左右に振り回そうとしても、持ち前の守備力でカバーしてくるんですよね。

突破口はベースラインではなく、ネットにあります。

ボレーを使うと、シコラーから奪える時間を一気に増やせます。

完璧なボレーじゃなくても、です。

シコラーからしたら、ボレーを打たれると

  • 返ってくるタイミングが速くなる
  • テンポが変わる

ってところから、気持ち的にちょっと「焦り」が生まれます。

そうやって「シコラーの平常心を奪う」ことができれば、ネットプレーは「成功」と言えます。

だから、完璧なコースに華麗なボレーを決められなくたって良し。

つなぎながらでも良いのでボレーで揺さぶっていけば、どこかで甘い返球が来ます。

その簡単な球を待って、最後はボレーかスマッシュで無理せずフィニッシュです。

ただし、ネットプレーもあまり長引くと逆に形勢を逆転されることもあるので、最初に前に出るタイミングが肝心。

「今から前に行きまーす!」というのを悟られないように動けると有効です。

僕イチオシのパターンはコレ。

  1. 普通にラリーをする
  2. シコラーのバック側にスライスを打って、低めの打点で打たせる
  3. シコラーがバックのスライスで返そうとする
  4. その様子を見るや否や、「サササッ」とネットに詰め寄る
  5. シコラーは「ネットに来てる」と知らなかったのでビビる
  6. スライスはスピードが遅いので、飛んでくる間にもう1歩踏み込む
  7. ボレーを空いているところ or あえてその逆 or 前に落とす

この作戦でいけば、最初のボレーでだいぶ崩せることが多いですよ。

いかに意表をつけるかがカギです。

ポイント
「いかにもアプローチを打って前に出る」じゃなく、「何の変哲もない時にいきなり出る」

タネ明かしすると、こういうものを利用した戦法です。

  • シコラーは、高確率でバックのスライスを使う(低い打点なら尚更)
  • スライスはスピードが遅いので、時間を奪いに行くチャンス

また、

「いきなり前に来ることもあるのか…」と、考えることを多くさせる

というのも、狙いのひとつ。

さっきも話したとおり、「すごく良いボレー」じゃなくても十分ポイントにつなげられます。

最初に打つスライスも、多少浅くなっても構わないし、何なら必ずしも「バック側へのスライス」である必要は無いです。

「思い切り」が大事で、迷わずいけば案外上手くいくので是非やってみてください。

ロブで逃げてくることもありますが、体勢を崩していれば甘いロブになる可能性はあります。

最悪ベースラインまで戻らされても、またネットに出るチャンスを虎視眈々と伺えばいいだけの話。

noren

この戦い方ができると、何回でも使ってポイントを取れます!

「ボレーやスマッシュは苦手なんですけど…できるようにならなきゃダメ?」

と思った方。

その通りです。

シコラーに悩まされたくないなら、ネットプレーを必ず覚えましょう。

ストロークだけで頑張るよりもコスパが良いことを実感できると、やめられなくなるはずです。

大丈夫。

前に出るタイミングを上手く見計らえば、シコラーの打球をネットでさばくのはそんなに難しくありません。

ミスを恐れず、アグレッシブな気持ちでドーンと出ていけば良いんです。

左右よりも前後に動かせ!

move shicoller

シコラーの弱点は、「前後の動き」です。

さっきは「自分が前に出る」作戦でしたが、

シコラーを前後に走らせる

というのもどんどんやったほうが良いですよ。

彼らは、ヨコの動きにはめっぽう強いことが多いです。

初めからラリーを続けるつもりでいるので、普通のストロークが何本来ようが想定の範囲内。

なので、タテの動きを強いるんです。

  1. ドロップショット or 浅めのボールを打つ
  2. シコラーを前におびき出す
  3. ボレーをさせるか、ロブでもう一度走らせる

という作戦。

タテに動かすと、

  • 慌ててミスしてくれる
  • 甘い返球をしてくれる

というのを狙えます。

最悪「浅めのボール」が甘くなってしまったとしても、1発で決められるおそれは少ないです。

シコラーは、強打をしてくることはあんまり無いので。

むしろチャンスボールのほうがかえってミスしてくれる場合もあるので、そうなれば儲けもん。

さらに、「ボレーが得意なシコラー」は少ないです。

無理に厳しいパッシングを狙わずとも、「打たせてミスを誘う」ことは十分可能。

ロブを上げれば、それもミスを誘ったり追い込んだりできるキッカケになります。

というように、この作戦は

幾重にも保険をかけることができる「あんしんパック」

なのですよ。

noren

へっへっへ。お買い得でっせ、あんさん

ちなみに、「左右への振り回しはやっちゃダメ」とは言っていません。

ベースラインから左右に角度をつけるのはカンタンなことじゃないよ

というだけ。

自分の中で「無理やり」じゃなく「打てる!」と感じた場面なら、どんどん打っていけばOKです。

noren

自分が自信を持ってショットを選ぶことが大事!

フェイントで色んな動きを見せろ!

feint

シコラーのメンタルを乱すことが、彼らに勝つ近道です。

そのためには、積極的に「ウソ」をつきましょう。

…ラリー中に「昨日結婚しました!」とシコラーに偽報告する、という類のウソではありません。

やれることはたくさんありますよ。

例えば…

  • 「強く打ち込むぞ」と見せかけて、短いスライス
  • 「ドロップショットを打つぞ」と見せかけて、長いスライス
  • 「前に出るぞ」と見せかけて、出ずにもう1球ストロークを打ち込む
  • 全てのボールをバック側に集めて、「さすがに」と思わせて次もバック側
  • 全てのボールをフォア側に集めて、「さすがに」と思わせて次もフォア側
  • 全てのボールをスライスで返して、急に強く打ち込む
  • 全てのボールをロブ気味に返して、急に強く打ち込む

などなど。

こういう「騙し」はなかなか有効で、ふと甘いボールをくれることが結構あります。

シングルスにしろダブルスにしろ、とにかく「ぐちゃっ」とさせることが肝心なんです。

そうやって

「気持ち良くプレーさせない」

というのが、最大の目的であり効果ですね。

オマケと言っちゃなんですが

こうやって「演技」をしていると、だんだん楽しくなってきます。

それで身体がほぐれて、自分のショットが冴えてくることもありますよ。

noren

せいぜい弄んでやってくださいな

「主導権は自分にある」というメンタルを忘れないこと

initiative

最後にもう一つ言わせてください。

シコラーとの戦いで絶対に忘れちゃいけないのが

主導権はこっちのもんだゼ!

っていう気持ちです。

いざシコラーと対峙すると、彼らの「粘り強さ」にフォーカスしてしまいがち。

そうすると自分のメンタルを自分で削ってしまいます。

それでは良い結果が生まれにくいので、苦しむ前に発想を変えてしまいましょう。

noren

そっちが何もしてこないなら、自由にやらせてもらうわね

みたいな考え方です。

変に「勝ち」ばかり見ようとすると、おかしくなるんですよね。

そうじゃなくて、自由に色んなプレーを楽しみましょう。

さっきも話を出した「相手を騙すのを楽しむ」のも良し。

サンドバッグ代わりに何本でも強打を食らわせてやるのも良し。

普段やらないサーブ&ボレーやチップ&チャージで奇襲を仕掛けるのも良し。

アイデアは無数にあります。

それでポイントを失うこともあるでしょう。

でも、精神的に追い込まれながらミスを重ねるより遥かにマシです。

自分の攻撃に対して、相手は守ってるだけ。

そう考えて、ラクな気持ちで「攻め」を楽しみましょう!

noren

勝っても負けても、自分を出し切れたほうが気持ち良いじゃん!

まとめ:シコラーとの戦いは、プレーの幅を広げるチャンス!

今回は、みんな苦手な「シコラー」の対策についてお話ししました。

要点をおさらいしましょう。

  1. シコラーの強さ=相手に無理をさせること
  2. ストロークだけで無理に勝ちきろうとするべからず
  3. 無理に決め急がず、シコラーを慌てさせることを考えるべし
  4. ネットプレーを使うメリットを必ず利用すべし
  5. 前後に走らせてミスを誘うべし
  6. 積極的に「ウソ」をついてミスを誘うべし
  7. 主導権は自分にあることを忘れず、色々な「攻め」を楽しもう

単調なストロークだけじゃ勝てない相手だからこそ、

「他の手段を模索しながらプレーの幅を広げるチャンス」

です。

そうこうしているうちに、シコラーへの苦手意識なんていつの間にか吹き飛んでいるかも知れないですよ。

テニスを「楽しむ」ことが、結果的に「強さ」につながることをお忘れなく。

今回はここまでです!

また来てね

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