テニスって、中毒性が高くてのめり込んじゃいますよね。
熱中できるものがあるのはめちゃくちゃ良いことなんですけど、そこにひとつ「罠」が潜んでます。
それはズバリ
「視野が狭くなる」
です。
こうなってしまうと、
- 自分で自分を苦しめる
- 周りに悪影響をばらまく
と全然嬉しくない事態を招いてしまうので、注意が必要なところ。
今回は、その一例として
「試合での勝ち負け」
に対して一石を投じさせてください。
試合の勝ち負け自体に大した意味なんてないっす。
それが分かれば「テニス人生こっちのもん」なので、ちょっと一緒に考えてみましょう。
noren
目次
「負け」にそれ以上の意味は何も無い
試合に出たら勝ちたい。
負けたら落ち込む。
そりゃ誰だってそうだと思います。
とは言え、負けた時に思考停止で落ち込むのはそろそろやめにしません?
誰も得しないので。。
負けても自分自身の価値は変わらない
負けて落ち込んでいるあなたの脳内を当てて見せましょう。
こんな感じになってませんか?
そんなに自分を責めないでください。
「自分の価値が低い」みたいなことは全部思い違いです。
なぜなら、「試合に負けた」は人生のほんのちっぽけな一部分に過ぎないからです。
- 「試合」=「テニス」の一部
- 「テニス」=「人生」の一部
試合で負けたからといって、あなた自身やあなたの人生の価値に及ぼす意味とか影響なんてゼロです。
テニスにのめり込み過ぎると、ついついそれを忘れて事を大きく捉えがちになるんですよね。
noren
負けることによる実害は何もない
考えてもみれば、僕らはその道でご飯を食べているプロ選手じゃありません。
試合で負けたところで、仕事をクビになるわけじゃないし、丸坊主の刑に処されるわけでもないですよね。
つまり、もともと失うものなんて何も無いです。
「自分が練習で積み重ねてきたものが試合でどこまで通用するのか試したい」
そう考えるなら、自分のベストを出し切ることだけに集中すれば良いだけ。
勝ち負けはその結果。それ以上でもそれ以下でもありません。
自分が力を出し切れなかったときに、その原因と課題を振り返って、次につなげれば良い話です。
「とにかく勝って、結果を出したい。勝って自分の力を証明したい」
そう考えるなら、とことん勝ちにこだわって、負けた時は思う存分悔しがって良いんです。
「なにくそ」と思って悔しさをエネルギーに変換して、また練習に励みましょううよ。
というふうに、
自分の価値感を大切にして、自分の欲求を満たすためにテニスと関わっていく。
それ以外にやることなんて無いです。
そうすれば常に自分で前を向くことができて、
「負けたことに対してただひたすら落ち込む」
なんていう無駄に過ごす時間は激減します。
「できたこと」にも注目しよう
あらゆるものごとは、多面的です。
見る角度を変えれば、当然違うものが見えます。
負けてしまった試合の中でも、
- これはちゃんとできていた
- このショットはイイ感じだった
みたいなポジティブな面もちゃんと見ましょう。
たとえば、こんな感じです。
- ネットプレーを使う意識をした
⇒ネットでポイントが取れた場面を振り返って、良い感触を忘れないよう脳内再生する。 - ダブルフォルトが1つも無かった
⇒無駄な失点をしなかった自分を褒める。 - 攻める姿勢を保ち続けられた
⇒格上相手にも臆することなく立ち向かったメンタルの成長を褒める。
こんなふうに、何でも良いので自分の「褒めポイント」を見つけて自分を承認しましょう。
それができずメンタルをやられてしまうのは、
「できごとに振り回されている」
という状態。
つまりこれは、自己コントロールできるかどうかの大事なポイントなんです。
自分を客観的に見て、色んな角度から見てみましょう。
何より、「試合に出よう」と決意してエントリーし、勇気をもって戦場に飛び込んだ自分を評価してあげてましょうよ。
noren
視野が狭くなると周りにあたりがち
視野が狭くなると、気が短くなったり、何でも自分の思いどおりにならないと気が済まなくなったりします。
結果、自分自身にも周りの人にも否定的になるんですよね。
- いつもヒステリックな感じ
- 何かと人のせいにする
- 自己中心的な物言いをする
- ペアにきつく当たる
- 感情の浮き沈みが激しい
というような形で表れているのを目にすることが多いです。
こうなってしまうと、人生にとってなかなかのマイナス要因です。
周りにまき散らした負の感情が、ブーメランとなって自分自身に向けられてしまうので。。
noren
視野が狭い
↓
自分のことしか考えない
↓
周りから疎まれる
↓
どのコミュニティにも居場所がなくなる
↓
テニス自体から遠ざかってしまう
と、BAD ENDルートには乗りたくないところですね。
もちろん、テニスにハマること自体は全然悪いことじゃないですが…
そのハマり方が悪いほうに働いて視野が狭くならないよう、
「テニスは人生の全てじゃない」
というのを忘れないようにやっていきましょう。
まとめ
試合で負けても「どんより」と落ち込まずに、ポジティブな気持ちで過ごすための方法についてお話ししました。
ポイントをおさらいしておきましょう。
- 試合の勝ち負けには、その事実以上の意味は何もない
- 自分の価値感を大切に、自分が前向きになれるようにものごとを捉える
- 試合で自分が良かったところやできたことにも注目して、自分を認める
- 視野が狭くなって周りが見えなくなると、自分も周りも不幸にしてしまう
- 視野を広く持って自分にも周りにも寛容になると、心穏やかに過ごせる
どうしても試合でつい入れ込み過ぎてしまうという人は、興味を分散させるのがオススメです。
noren
とか何でも良いので、試合以外の楽しみにも目を向けると落ち着けますよ。
「テニスはあくまで生活の一部」
という意識が何となくでもあれば、狭くなり過ぎた視野を広げられます。
頑張りすぎて心がボロボロになってしまうことを、あなたの仲間や家族は望んでいません。
肩の力を抜いて、テニスというスポーツの醍醐味を味わっていきましょう。
今回はここまでです!
またきてね:)